アール津の完成観賞会には建築を良く知るお客様が集まります。今日は画像にて、その建築通たちが唸るポイントを少々ご紹介。
まずは掃き出し窓側に伸びた細長い大きな吹抜け。この家は北西角地に当たるため、やがて周りに立つ家の影を考え、上部から光を落とすため、そして冬の暖房時に階上へと暖気を上げるために計画したものです。
Ｗ2600×Ｈ2,200の窓の外に見えるシェードは窓と一体化させたもので、普段は特に目立ちません。（画像はそのうちの１枚を降ろしたもの）
昨今の夏の日射は高性能窓でも防ぐことはできません。こうして室外にて遮蔽することがベストです。
床材にこだわらない人もみえますが、一番肌に触れる部分ですからきちんと選択したいものです。
ここはオーク無垢材乱尺張り。「高級な家＝乱尺張り」の図式は崩れません。いろんなテイストの家がありますが、高級路線の演出にはやはり乱尺張りは欠かせないのです。
国内から消えたと話題の海外製食洗機ですが、もちろんアール津には国内最優先にて納品されます。今回は世界No.1の超高級品GAGGENAUを設置。DELTAのタッチ水栓とkitchenhouseにはピタッとマッチしていますね。
その前に見えるのはダイニング照明ですね。
この器具は、下のテーブルだけを照らしたり、天井だけを照らしたり、または上下とも点灯したりと切り替えが効きますので、ケースバイケースにより楽しい食卓を演出できるのです。
この2,730㎜ものTVカウンターですが、奥の部分はアール壁にしており、手前のFIX窓（ハメ殺し窓）の枠も同じオーク無垢材にて揃えました。
TV背面は一体化してデザインされると美しく、目線もTV正面にドーンと座るのではなく、少し斜めに外を見ながらTVも見えるくらいの座位置が部屋を広く見せるコツですね。
階段上には、トップライト（天窓）。夏場の留守時には上部に溜まる熱を逃がします。天窓の使い方を、星空が見えるなんて馬鹿なことを言っている建築会社もありますが、そんなもの反射して見えません。それよりも、本来は光が届かない場所に光を届けるために設置するものです。
この家の階段周りには、外に接する壁がありませんので窓がつくれません。そのために屋根から光を落とすことを建築家は考えたわけですね。
そして画像の下部にあるモヤモヤっと反射している壁は、中空ポリカ。
うっすらと裏側の様子が映っていますが、そこは奥様の書斎です。その光が届かない書斎にも、トップライトから中空ポリカ壁を通した柔らかい光が届きます。
この中空ポリカを背中にし、画像にはありませんが左側には書斎カウンターが設置されています。
寝室に入るちょっと前の時間にお肌のお手入れをしたり、明日の準備をしたりとうまく活用できそうなスペースですね。
まだまだ沢山の工夫箇所がありますので、追々ご紹介していきます。
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■アール津の主な受賞履歴
・2021.日本金属サイディング工業会施工例優秀賞受賞（全国ベスト6）
・2020.日本金属サイディング工業会施工例最優秀賞受賞（全国ベスト1）
・2015.R+house全国大会個人の部全国２位受賞
・2014.2015.R+house全国大会法人の部２年連続全国３位受賞
・2014.R+house建築家が選ぶベストアドバイザー受賞
・2014-2017.kitchenhouse納入実績４年連続全国１位受賞
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