来月に観賞会を迎えるというのに、雨が続きなかなか外壁塗装や左官外構工事を進めることができません。
これらの工事は、晴れてても工事の後に降られたら全てがパアになりますので、お天気を慎重に見極める必要があるのです。
あす以降の上天気に期待ですね。
さて建築工事でよく手抜きとか話題になりますが、本当のところ最も多い手抜き工事は外壁ですね。
よくあるのが次のパターンです。
- 引っかけ金具式の場合、留付金具数の省略や指定ネジを使わない。
- 出隅のコーナー材をメーカー純正ではなく、社外品を使う。
- コーキングの下塗り材を使わない。
- 外壁材小口から浸水しないような水切り材施工をしていない。
これらの手抜きは必ず近い将来に不具合が出ます。
そして当然ですが標準施工にのっとっていないので、メーカー保証を受けることができないのです。
ところが建築現場では普通に見かけますね...。
外壁を見た際に、継ぎ目がよくわかるなんて場合は、恐らく浮いている状態もしくは、小口から水を吸い込んで膨らんでしまっている状態かと思います。
よほどの下手くそか、1、4番のどちらかの施工がまずいのでしょう。
コーキングがわずか2～3年で隙間ができ密着していないなんて現象は、3番のプライマーと呼ばれる下塗り材を省略したパターンが考えられます。
コーナー材の角を見た際にひび割れがあるとしたら、それは恐らく2番の社外品を使っているのでしょうね。
ある大手量販メーカーの住宅は、外壁が横張りでもコーナー材は縦の物を使います。これは不格好なだけで不具合を起こすわけではありませんが、材料の節約であり、さすが日本一のローコスト住宅といったところかも知れません。
これらは現場を沢山見ているものしか知らないことかも知れないので、営業マンが騙しているわけでも何でもないでしょう。
単なる知識不足と職人の思いの無さです。
そう結局は、「家の差は、職人の差」なんですよね。
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