お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り

なぜ天井が高くなったのか?

 

温故知新という言葉あるように、私たちも建築における昔の事をたずね求めて、そこから新しい知識・見解を導くことが必要です。

 

昨今の家の天井高は一般的には2,400㎜であり、建築の部材もそのように作られています。

 

実は、建築基準法では、「居室の天井の高さは210cm以上」と定められているのです。

 

この寸法は建築基準法が制定される前の『市街地建築基準法』と言う古い法律で、7尺(2,100mm)としているところからきていると思います。
 

意外なところでは、建築家の伊礼智氏や住宅設計の大御所である吉村順三氏が設計する住宅では、天井高が2.100mmや2,200mmが主ですね。 
これは、美しく見える空間は、黄金比が関係するからでしょう。

 

高さが抑えられてしまうと縦方向の広がりがなくなり、狭さが強調されるような気がしますが、実は反対です。

同じ面積なら天井が高いよりも低いほうが平面は広く感じられるのです。

 

それにしても、最近では2,400㎜が主流となった理由を探ると、2,100mmと2,400mmを比較すると、30cmの差があり、だいたい人間の頭一つ分の違いになりますね。

 

2,100cmの高さが主流だったころに比べ、日本人の平均身長は30cm近く伸びているのかというと、そうではなく、50年前に比べると、平均身長は10cm程高くなっているだけです。

 

結局は、和室で床に座って生活するスタイルだったものが、テーブルとイスを使う洋風に変化した点が大きいのでしょう。

 

そんなことを考えながら天井高にも変化をつけながら、コンパクトな住宅を少しでも広く感じてもらえるように設計をしないといけませんね。

 

 

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