お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り

駐車スペースをきちんと確認

 

他社で建築予定のお客様に外構デザインを依頼されることが沢山あります。

 

本来住宅は、その暮らし方、そして土地に合わせてプランニングするものですので、外構工事を切り離すといった考え方は私たちには無いのですが、どうも大手量販メーカーなどは外構工事を切り離したがります。

 

本日依頼された外構プランは、もうひと目見ただけでアウトです…。

 

何せ駐車スペースの横幅がわずか5,000㎜で両サイドが囲まれているのです。(片方が家、片方がフェンス)

もしもカーポートを付けたいとかなったら、もうお話にはなりません。

 

少し勉強すればわかることですが、国土交通省による都市計画での駐車場整備の指針「駐車場設計・施工指針」では、駐車場(駐車マス)のサイズは以下の値以上とすることを原則とするよう示されています。

 

普通乗用車 2.5m(× 奥行6.0m)
小型乗用車 2.3m(× 奥行5.0m)
軽自動車 2.0m(× 奥行3.6m)
あくまでも最低限の値ですので、普通乗用車用の駐車場の幅として2.5mが示され、実際に使いやすいサイズとは異なっている事実がわかります。

 

ドアを開けて乗り降りするスペースや、人が通行するスペースに必要な幅は約60cmです。つまり、車の横幅に+60cm以上確保すれば、片側(運転席)での乗り降りが可能です。助手席側も乗り降りするスペースを確保するためには+120cm以上が必要です。

 

駐車スペースの両サイドが空いているのならば、この程度のサイズで何とか大丈夫かと思いますが、このお客様のように両サイドが壁に囲まれている場合は乗用車(幅3,000㎜)×軽自動車(幅2,500㎜)の5,500㎜は必要かと思うのです。

 

毎日の駐車や家族の乗り降りなどを考えた場合、ここ三重県のように車に依存する社会では、そもそもこの住宅プランニングが失敗なのです。

 

ということで、残念ながらこの家の外構デザインをすることはできませんでした。

生涯に一度の家づくりなのに恐ろしいことですね…。

 

 

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・2021.第17回優秀住宅研究会全国大会営業コンテスト第2位受賞

・2021.日本金属サイディング工業会施工例優秀賞受賞(全国ベスト6)

・2020.日本金属サイディング工業会施工例最優秀賞受賞(全国ベスト1)

・2015.R+house全国大会個人の部全国2位受賞

・2014.2015.R+house全国大会法人の部2年連続全国3位受賞

・2014.R+house建築家が選ぶベストアドバイザー受賞

・2014-2017.kitchenhouse納入実績4年連続全国1位受賞

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