子ども部屋の考え方はその家族により大きく異なります。
- ベッドと机が置けたら良いという3.5畳もあれば十分。友達が来たら目の届くリビングで遊んで欲しい
- 子ども部屋は広く6畳くらい。友達が来てもそこで話せるようにしてあげたい。
とこれだけでも大きく考え方が違いますね。
よく聞くのが、子どもがどんな友達を連れてきたのかわからないからリビング階段にして、必ずリビングを通らせたいというもの。
でもこれも、こちら側から子どもたちを見るということは、子どもたちからもこちら側を見られているということになります。
日曜日にボサボサの髪でパジャマ姿で寝転んでいるお父さんは要注意ですね。娘に叱られます(笑)
その家族の性格にもよりますが、リビングもプライベート的な空間と捉える家族の場合、子どもの友達もリビングを通るというのは抵抗があるものです。
付け加えれば、どんな友達を連れてきたのかわからないというのは、単に挨拶をしてもらえば良いだけのことであり、「挨拶」は社会で最も重要なことですから、しっかりと家育したいものです。
要は自分たちが子どもの頃の気持ちに帰ることです。
非行の源としてよく言われるのが、「家ではよい子・園ではモンスター」ですね。家庭が安らぎの場となっている子どもは非行には走りません。
子ども部屋で勉強をする子どもよりも、リビングなどに設けたスタディスペースで勉強をしている子の方が成績が良いなんてデータもありますが、子育ては学習が全てではありません。特にこれからの子どもたちは「唯一無二の存在」になれるかどうかが一番の課題であり、成績=高収入といった図式も崩れかけているのです。
かといって勉強もできた方が良いに決っています。
しかし、トンビが鷹を生むことが無いように、子どもは親の背中を見て育つのです。自分自身が学校を卒業して社会人になった今、何も勉強をしていない親から勉強ができる子どもが育つわけがないのです。
スタディスペースで勉強をしている子どもの成績が良いのは、そこで親も何か本を読んだり、勉強をしているからでしょう。
親のすることは真似しますが、親の言うことは聞かないのが子どもなのです。
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