お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り

町で見かける変な施工…

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私たちは、沢山の家が建ち並ぶ分譲地などで家を建てることが沢山あります。そうすると自然とあちこちの建築中工事に目がいきます。

 

昨今は高気密高断熱住宅が住宅、そして体に良いことが明確になり、各社取り組もうとしている様子もわかるのですが、とんでもない工事もよく目にします…。

 

その中で多いのが、アクアフォームとかモコフォームなどの現場発泡による硬質ウレタンフォームの断熱材施工ですね。

これらは、現場にて液体を混ぜてシューっと吹付けると、モコモコっと膨れ上がり、隙間無く柱間を埋めて断熱してくれるものです。

 

ところが施工は結構難しく、その日の気温等の条件にも左右され均一に処理することは至難の業です。

 

問題はそれを何に対して吹付けているの?と見ると、衝撃を受けることがあります。

そう、『透湿防水シートの裏面にそのままこの発泡ウレタンを吹付けている光景』をみることがあるわけです。

 

これは建築業界にいるものならば誰もが知っていることで、あり得ない工事です。

 

本来の透湿防水シートの役割と、この断熱材を堰き止める役割は異なりますので、性能・品質に影響を及ぼす恐れや、外壁通気工法の通気層を阻害する恐れがあるわけです。

 

つまり断熱材が膨れ上がる力が強く、外壁側の通気層を閉じてしまうのです。

 

安価な透湿防水シートを使っていると、膨れるだけでなくその力で破れているものさえも見かけます。これでは防水の意味さえもありません。

 

もしもこういった発泡ウレタンを使われる場合は、やはり外壁耐力下地材などで止めてそこに吹付けるのが正解でしょうね。

 

 

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(受賞履歴)

・2020.日本金属サイディング工業会施工例全国最優秀賞受賞

・2014.R+house建築家が選ぶベストアドバイザー受賞

・2014.2015.R+house全国大会法人の部2年連続全国3位受賞

・2015.R+house全国大会個人の部全国2位受賞

・2014-2017.kitchenhouse納入実績4年連続全国1位受賞

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