高気密高断熱住宅の欠点をあげると２点あります。
１点はご存知のとおりコストがかかってしまうこと。ただこれはその分、高気密高断熱住宅ならではの設計ができますので、一般的な住宅よりもいわゆる坪数を小さくすることによって、何とか建築価格に手が届くことでしょう。
もう１点がこれからの時期に注意しなければならない「乾燥」ですね。
コロナやインフルエンザなどのいわゆるウィルスは、水分を含んでいます。
湿度が十分に高ければ、ウィルスは空気中の水分を取り込み、重くなるために長時間空気中に漂うことができません。
しかし、空気が乾燥した環境では、水分が蒸発してウイルスが軽くなり、比較的長い時間、空気中を漂う事が出来るようになるからですね。
これも気密性が優れ、24時間換気システムにより、1時間に0.5回、つまり2時間に一度家の内外の空気が入れ替わっている計算になりますから、換気については問題がありません。
加湿器は、ややもするとカビやダニの巣になりがちですので、洗濯をした綺麗な濡れタオルや洗濯物を干すことにより解消しましょう。
それか、コンパクトでお手入れのしやすい加湿器をいくつか置くのが良いかも知れません。
加湿器の欠点はその方式により異なりますが、
超音波式の場合は、管理が不十分な場合「レジオネラ菌」が増殖して、「水の粒」とともにレジオネラ菌を室内に飛び散らす危険があります。
蒸気式の場合も、メーカーの注意書きには、カビの繁殖も起こる可能性があると記載されています。
気化式の場合も同様で、フィルターの掃除をさぼるとカビや細菌が増殖してしまうことがあると言います。
とにかくお手入れが苦手なのであれば、やはり濡れタオルが一番という答えになりますね。
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