アイムの家津市U様邸では外壁工事が始まっています。
こちらの外壁は、IG工業のガルスパン&杉板でまとめられますが、大切なのはその外壁を止める下地ですね。
日本の木造住宅の最も代表的な劣化の原因は建物内の「結露」です。
実は、外装材の裏側にあり、外壁材を止めるための「通気層」も結露発生個所の一つですので正しい施工が重要なポイントとなります。
通気層は、外装材と下地の間に「外壁の下部から上部に向かって空気の通り道」を作り湿気を外部に放出するのです。
つまりこの画像のように壁に打たれている胴縁で、30㎜ほど間隔を開けて打たれているのがわかりますか?少なくとも1,820㎜ピッチで間を開けるのが適切な工事です。
この胴縁は、外壁材が縦張りの場合は横に、横張りの場合は縦に取り付けられます。つまり外壁材が横張りの場合は、さほど気にしなくとも通気層はつくられていることと思いますが、縦張りの場合には注意が必要です。
ところが未だに、端から端までビシッと丁寧に胴縁を打ってしまっている現場もよく見かけます。あれでは湿気が逃げる場所がなく、この胴縁が腐り外壁材が膨らんだり、剥がれたりということになってしまいます。
すると、そこから雨が侵入してさらに内部を腐らせるということに繋がるのです。
こういった積み重ねのひとつひとつが建物の耐久性に関わってくるのです。
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・2014.2015.R+house全国大会法人の部2年連続全国3位受賞
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