あの阪神淡路大震災から、もう25年なんですね。家を建てる年代の方は記憶にないのかも知れません。
あれから地震に強い家など見直されてきましたが、隣のビルや電柱、高速道路までもが倒れたり、火災が起きたりしたら私たちが追い求めている耐震性なんて気休めにしかならないのかも知れません。
関連死を含めた死者が6,434人、住宅被害が約64万棟と言われていますが、未だ立ち直れない人も沢山いることでしょう。
被害を受けた人の多くは、戦前に建てられた住宅による圧迫死とのことで、昨今の住宅であれば建築基準法が厳しくなっているのでここまで被害は大きくならなかったのかも知れません。
阪神淡路大震災後に行なわれた「大きな揺れの中でどんな行動をとったか？」というアンケートに、
「自分の身を守るのに精一杯」が約２割、
「布団をかぶった」が約３割、
そして一番多かった約４割の人は「何もできなかった」
と答えています。
大地震が来たら、その最中にはただ揺れが過ぎるのを待つしかない。
その間に家具が転倒しないように、家が倒壊しないように願いながら。もしかしたら気が動転して、願うことさえできないのかも知れないのが現実です。
こういったニュースを見ると、やはり私は平屋建てを勧めたくなります。
三重県は土地価格が比較的安価ですから、割高であっても、できるものならば平屋にしましょう。
予算もありますので、現実的には難しいかも知れませんが、多少コンパクトにしてでもやはり平屋の方が安全じゃやないのかな？と私は思うのです。
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