新築を考えた際に何が心配って「住宅ローンを支払っていけるのか？」ですね。
ローコスト住宅では、家賃がもったいないから家を建てよう！ということで新築をされるわけですが、ちょうど子どもが大学生になる頃に多額な修繕費が必要となり、結局は安物買いの銭失いやん...ってパターンもよく見受けられます。
フリーペーパーに量販ハウスメーカー等の中古住宅も沢山売られていますが、その中には当然のように住宅ローン破綻の家も含まれていることでしょう。
その原因の多くは...
政府が提唱した「ゆとりローン（ステップアップローン）」ですね。
これは最初は金利を安くして月々の返済額を抑え、景気の上向きを想定し、給与が上がる６年後とか１１年後から金利が上がって返済額が大幅に増えるローンです。
「家賃並みの返済額で家が買える」と消費者を募り、住宅購入を煽りまくりました。
ところが、昨今は終身雇用制度が崩れかけ、転職も当たり前の時代となりました。
結局は、給料も何も上がらずに、逆にリストラや企業倒産が相次いで収入を維持することすら難しくなったのです。
そこで、ゆとり返済期間終了後の返済額増加に収入が追いつかずにローン破綻が続出した。というカラクリですね...
住宅ローンの残債を別の金融機関で借り直して一括返済する「借り換え」をしようとしても、住宅の残存価値がローン残債より高くなければ金融機関は金を貸してくれるわけがありません。
結局は身の丈に合った住宅を建てないとダメなんです。
じゃあ、自分の身の丈はローコスト住宅？といった考え方ではこれもダメです。生涯コストで計算をすれば明らかですが、ローコスト住宅ほどお金のかかる住宅はありません。
本当の正解は、超高性能住宅をできるだけコンパクトに建てることです。
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