先日お引渡しをしましたＫ様邸ですが、あろうもことにネット工事業者様に外壁に穴を空けられたとか・・・。
配線打合せ等で綿密に空配管工事なども相談済みですので、家の外周を見れば簡単に接続できるようにしてあることは明らかなのですが、残念ながら時折こういったことが起こります。
逆に言えば、きちんと施工されている住宅は少ないものですから、その工事屋さんも普通に工事をなさったことでしょう・・・。
本来は、照明プラン・配線プランニングはとても難しく時間がかかるものです。
家の外周にはエアコンのダクトや換気口、電気の取り込み配線など、いろんなものが出てきます。
そこにまで気を配ってデザインしている住宅だからこそ、美しい佇まいを見せるのですが、気づかないのでしょうね。
まして高気密・高断熱の家ですから、必要以上にあちこち穴を開けられては肝心の換気計画が狂います。
空けられた穴はきちんと処理をしてくださっているのか？気がかりになります。
中には、デザインも何も考えずに簡単にいろんな金具を取り付けて行く工事屋さんもいます。ブラックで、すべて統一した外観デザインに平気でピカピカのシルバー金具をつけたりなどです。
ちょっと黒いスプレーで塗装してくれたらいいのになと思いますが、この業界の慣習でしょう。
棟梁は、わずか1mmにも満たない隙間を探し、気流を防ぐことに必死です。
言わば、iphoneを1ｇでも軽く造ろうとすることに似ています。
メーカーが必死で1ｇを削ったのに、大半の方は重いケースにiphoneを入れています。
これもジョブズが生きていたら、きっとケースに入れなくて良い割れない、傷つかないiphoneをつくったのでは？と思う人も多いはずですが・・・。
そうして皆で必死でつくりあげた家に簡単に穴を空ける。
これがまだまだこの業界の姿なのかも知れません。
しかし腹が立つ！！！！！
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