お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り

いろんな打合せ

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本日は津市内にて建築をされるM様との打合せ。

再度、アール津の構造躯体のご説明をさせていただきながら予算の確定や世間話に花を咲かせました。

 

M様は、なかなか思うような土地が無い地域での建築ということで、当初の想定していた予算よりも約400万円もオーバーする土地を選択。

でも、よくよく考えればその地域に住みたいとお考えであれば、それも仕方の無い選択だということで、とても土地は気にいっておられます。

 

今度はその土地でM家様の歴史が刻まれていき、やがて子どもへと相続していくことを考えればベストな選択だったと思います。

この日のために一生懸命に貯めた貯金を活かす時が来たといった感じですね。

 

M様は、とてもシンプルでカッコいいものが好きなお客様。アール津の細やかなディテールが活きるデザインの住宅にしたいなと計画しています。

ところがこのディテールをつくりだすには、その展開図面の正確さと職人の技術や、さまざまな職人の仕事が重なる部分(いわゆる「取り合いの部分」)が重要になります。

 

実は、この「取り合いの部分」が建築で最も難しく、ミスが起きる部分。

ただでさえミスが起きやすい部分を、普通以上に細かい指示にてつくりだそうというのですから、困難です。

 

たとえば、給湯器のリモコンと照明スイッチ、24時間換気のスイッチやインターフォン画面をどう並べるか?とした場合。

電気屋さんとガス屋さん、それに大工さんとの連携が重要になります。逆に言えば美しく揃っている会社はそんなにありません。

 

なぜならば、こういった壁に付けるスイッチ類は、その壁の中にあるボックス類がセンター揃えを前提にビス穴があるからです。

なんでも「中央揃え」。これが従来の住宅なんですね。

 

「揃える」たかだかそんな簡単なことですが、何もかも手作りの住宅では難しいことなのです。

 

 

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