お家のことを勉強するブログ

アール津からのお便り

子どもの勉強

子ども部屋をもうけても、実際に子ども部屋で勉強するのは小学校高学年くらいからですよね?
それまでは、ほとんどのお子様がリビングで勉強されるのではないでしょうか?


建築家は、そのようなことを考慮し、このような仕掛けを良く作ります。
このカウンターならば、勉強はもとより、ご夫婦の趣味やパソコン
たまにはご夫婦で隣に恋人座りして、窓の景色を楽しみながらのティータイム
と使う用途が限定されずに、様々なシーンに活用できるのです。


1棟の家の中でも、気分の切り替えなど変化が楽しめるのはいいものです。


よくあるのが、1段上がった畳みコーナー
わずか30cm程度上がっただけで、ちょっと気持ちが切り替わります。
家は、東西南北それぞれの方向に景色があり、明るさが異なります。


建築家の柔らかい発想は、住んでみてから気づくことも沢山あると言います。
数年後に、
「そっか、建築家はこのために、ここに窓をつけていたんだ!」
って、お客様が後から気づくようなサプライズ的ないたずらもよくされると聞きます。そう、引渡しされた瞬間がベストな100点満点の家というよりも、
住めば住むほど家族に馴染み、人が家に生活を合わせるのではなくて、
家を人の生活に合わせてつくる。


これが、本来の設計の姿です。